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『ビューティフル・ボーイ』世界が注目するイケメン ハリウッド期待の星、ティモシー・シャラメ

2019/04/14

© Amazon Studios

【ネタばれ無】

世界で最も注目されている美青年ティモシー・シャラメ主演の『ビューティフル・ボーイ』(原題:Beautiful Boy)が2019年4月12日(金)から、日本で公開された。

薬物中毒に苦しむニック(ティモシー・シャラメ)と、彼を支える父デイビット(スティーブ・カレル)の愛と再生を描く本作は、実話を基にした小説の映画化となる。

デイビット・シェフの「Beautiful Boy」と、ニック・シェフの「Tweak」の2冊の回顧録を原作とし、ドラッグの克服と家族の葛藤をリアルに描いている。

『ムーンライト』や『ツリー・オブ・ライフ』で知られるブラッド・ピット率いるプロダクション「プランB」が制作しており、『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』のルーク・デイヴィーズが脚本を担当している。

今回は、最もホットなイケメンとして注目されている、ティモシー・シャラメについて紹介しながら、本作の見どころを紹介しよう。

基本プロフィール

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ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)は、アメリカのニューヨーク市マンハッタン区にあるヘルズ・キッチンで、1995年12月27日に生まれた。フランス人の父と、ユダヤ系アメリカ人の母を持つ彼は、フランス語も堪能で、アメリカとフランスの二重国籍を持っている。

子役時代からCMに出演し、2008年にショートフィルム『Sweet Tooth』『Clown』に出演。2009年に、法廷ドラマ『ロー&オーダー』でドラマデビューを果たす。

2014年に『ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界』で映画初出演。同年、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』で、主人公ジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー)の息子、トム・クーパー役を演じる。

2017年、アーミー・ハマーと共演した初主演映画の『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞等にノミネートされ、世界中から注目されることとなる。

また、同年に批評家から絶賛された、シアーシャ・ローナン主演の『レディ・バード』にも出演する。次々に話題作への出演が続き、オファーが絶えない若手俳優として注目されている。

圧倒的美青年

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彼の魅力といえば、やはり卓越した美貌だ。あどけなさが残る顔立ちだが、目元の色気にノックアウトされたファンも多いだろう。

横顔から見える鼻のラインは彫刻のように美しく、どこから撮っても絵になるルックスは、男女問わず見惚れてしまう魅力を持っている。

『インターステラー』で出演した際には、不幸俳優と名高いケイシー・アフレックの少年時代を演じている。絶世の美少女の名をほしいままにしているマッケンジー・フォイちゃんの兄役をしても違和感が無いのは彼ぐらいだろう。

© 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.

『ビューティフル・ボーイ』を形容した存在である彼が今作に起用されたことは必然以外の何物でもない。

堕ちていくニックの演技

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今回の『ビューティフル・ボーイ』は、実話を基にしたリアルなストーリーで、ドラッグを乱用することの悲惨さを伝えている。ティモシー・シャラメの演技力は、この映画のテーマに強い説得力を持たせている。

理想の息子、憧れの兄、ドラッグに溺れた若者として表情を豊かに変化させながら、ニックを演じるティモシー・シャラメ。セリフと表情の裏に隠れたニックの感情を想像させられ、ストーリーにより深みを持たせている。

ドラッグで情緒不安定になっていくニックの姿は、観客の心をかき乱す程に辛くなる。ティモシー・シャラメはドラッグの恐ろしさを、容姿の美しさだけでなく圧倒的な演技力で表現しており、実力も兼ね備えた俳優として今後の活躍が楽しみだ。

そんな将来に期待しかできないティモシー・シャラメの出演予定作品をいくつか紹介しよう。

今後の出演予定

『A Rainy Day in New York(原題)』

ウディ・アレン監督の新作で、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスと共演をする、ロマンティックコメディ映画。ウディ・アレンの養女暴行スキャンダルの影響があり、公開日は未定。主要キャスト達が本作のギャラをTime's Up基金(セクハラ被害の支援団体)等に寄付をする等の騒動になっている。

『Little Women(原題)』

有名な古典小説「若草物語」をエマ・ワトソン主演で製作中。『レディ・バード』のグレタ・ガーウィング監督がメガホンを取る。ティモシー・シャラメは主人公達の隣に住む、ローレンス家の一人息子、ローリーを演じる予定だ。シアーシャ・ローナン、メリル・ストリープとも共演する。アメリカでは今年の12月に公開予定。

『The French Dispatch(原題)』

『グランド・ブダペスト・ホテル』や『犬ヶ島』で知られる、ウェス・アンダーソン監督の最新作。詳しい設定は明かされていないが、20世紀のパリを舞台にしており、フランスで撮影中とのこと。

シアーシャ・ローナン、レア・セドゥ、ベニチオ・デル・トロ、マチュー・アマルリック、ビル・マーレイ等豪華キャストの出演がアナウンスされており、2020年公開予定だ。

『君の名前で僕を呼んで』の続編(タイトル未定)

こちらはまだ噂の段階であるが、『君の名前で僕を呼んで』の原作者アンドレ・アシマンは続編の執筆中との情報があり、ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマーも続投に意欲的だという。まだ先の話ではあるが、エリオとオリヴァーの数年後を描く予定となっている。

トリビア

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  • 身長178㎝
  • フランス在住の姉、ポーリーヌ・シャラメも女優として活動している。
  • 『君の名前で僕を呼んで』のために、イタリア語、ピアノ、ギターを習得した。
  • 90年代生まれで初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。(主演女優賞ノミネート『クジラの島の少女』でケイシャ・キャッスル=ヒューズ)
  • ニューヨークのフィオレロ・H・ラガーディア音楽美術演劇高校出身。高校時代の同級生は『ベイビー・ドライバー』でベイビー役を演じたアンセル・エルゴート。
  • 『ダークナイト』でジョーカーを演じた、ヒース・レジャーに触発されて演技を始めた。
  • ポール・トーマス・アンダーソン監督の大ファン。特に『パンチドランク・ラブ』がお気に入り。

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