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【ネタばれ注意】『アベンジャーズ/エンドゲーム』の小ネタ・イースターエッグ総まとめ

2019/05/12

© Marvel Studios 2019

【ネタばれ有】

『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもう一度観に行こうと思っている方は、少し思いとどまって欲しい。

そして、この記事で紹介する小ネタに目を通してから鑑賞して頂きたい。再鑑賞ということなら、少しは気を落ち着けて観られるだろうから、本作の監督が作品中に散りばめた愛と敬意にも更に目を向けられるはずだ。

マーベル・シネマティック・ユニバースの映画は代々、イースターエッグを散りばめる傾向にある。

イースターエッグと言ってピンと来ない人もいるだろうが、要は原作コミックや他の作品などを連想させるような小ネタだ。特に、気を付けて画面を観ていないと見逃してしまうようなものを指す。

MCUの21作品を全て鑑賞した上で『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観た人なら、誰もが過去作への敬意を払ったイースターエッグを見つけたに違いない。

今回は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の再鑑賞に際して絶対に知っておきたい小ネタ・イースターエッグをザっと紹介していきたい。

小ネタまとめ

クリント・バートンの自宅軟禁

© Marvel Studios 2019

本作はクリント・バートン(ホークアイ)が家族と過ごしているシーンから始まるが、画面をよく見るとクリントの足にはアンクルモニター(足首につける監視装置)が着いている。

これは『アントマン&ワスプ』でスコット・ラング(アントマン)が着けていたものと同様のものだろう。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の一件で、自宅軟禁(House Arrest)となったのだ。

ただ、スコット・ラングはサノスさんの指パッチンで皆が消える前に自宅軟禁を解かれていた。クリント・バートンの方が長く軟禁されていたのは、 “自宅” が広大だからだろうか?

ホークアイな娘

上記ネタと同シーンで、クリントは娘に対して「よくやった、ホークアイ」と声を掛ける。コミックでは若い女性が「ホークアイ」を名乗っていたこともあり、TVシリーズが噂されている『ホークアイ』への伏線と言われている。

マーベル・スタジオのロゴ

いつものロゴのように見えるが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の指パッチンで塵にならなかったヒーローしか登場しない。

Dear Mr. Fantasy

序盤の挿入歌「Dear Mr. Fantasy」(Spotifyリンク)の歌詞は、『インフィニティ・ウォー』での出来事を受けて「ファンタジーさん、音楽をかけておくれ。幸せになれるような曲を。暗い気持ちから逃れられるような曲を」となっている。

また、ピーター・クウィル(スターロード)の宇宙船で流れていることから、彼の「最強ミックス」の内の1曲であることが推測される。

ブルー・ミーニー

トニー・スターク(アイアンマン)が宇宙を彷徨っているシーンで、彼は宇宙船への同乗者ネビュラを「Blue Meanie(ブルー・ミーニー)」と呼ぶ。「青くて心の狭いやつ」を意味するこの単語は、1968年に制作されたビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』の悪役の名である。

©Apple Films

ちなみに『インフィニティ・ウォー』では、ブルース・バナー(ハルク)がアベンジャーズ解散について「解散だって? ビートルズみたいにか?」とコメントするシーンがある。

トニーはSNS嫌い?

ペッパーへのメッセージをアイアンマンスーツに録画するトニーだが、「SNSには投稿するなよ」と釘を刺していた。トニーは『アイアンマン』でも「(このビデオを)SNSに投稿するなよ」と言っていた。

22日間

トニーが宇宙を彷徨うのは22日間。『エンドゲーム』はMCUで22作目。22日の遭難の後に眠りにつくトニーの姿は、今作でのトニーの死の伏線?

また、船内の黒のタンクトップ姿は、『アイアンマン』で洞窟内に囚われていた時の姿とほぼ同じ。

ロケットのぬいぐるみ

トニーが初めてロケットに出会った際、「ぬいぐるみかと思った」と言う。英語では「Build-a-Bearのぬいぐるみかと思った」で、Build-a-Bearというぬいぐるみ専門ショップの名を出していた。

ちなみにBuild-a-Bearはマーベルの人形も販売していたことがあり、実際にロケットのぬいぐるみも売られていたという。

ロケットの優しさ

ロケットが何も言わずネビュラの手を握るシーンがあるが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でドラックスが無言でロケットの頭を撫でるシーンを髣髴とさせる。

頭を狙え

言うまでも無いだろうが、ソーがサノスの首を切り落としたのは『インフィニティ・ウォー』で、サノスに「頭を狙うべきだったな(You should’ve gone for the head)」と言われたからだろう。

キャップのグループセラピー

サノスの死から5年が経ち、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)がグループセラピーを開き傷ついた人たちのカウンセリングを行うシーンがある。グループセラピーは、スティーブが『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でサム・ウィルソン(ファルコン)に出会った際に、サムが行っていたことだ。

同シーンで、サノスの指パッチンが起こってから初めてデートに行ったと語る男性は、『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』の監督であるルッソ兄弟の1人、ジョー・ルッソである。

ちなみに、「彼(デート相手)はサラダがテーブルに来るまでに泣き出してしまった」と言っていることから分かるように、彼はゲイである。ちなみに、MCUの22作品でゲイであることを明言したのは彼が初めて。

なお同セラピーには、本作の原案となったコミック「インフィニティ・ガントレット」の原作者であり、サノスの生みの親ジム・スターリンもカメオ出演している。

引用:Bounding Into Comics

海底地震

オコエが「海底で地震が起こっている」と報告するシーンがあるが、これはマーベルで最も古いヒーローの1人「ネイモア・ザ・サブマリナー」の存在を示唆するものではないか、と言われている。

ロケットの新ユニフォーム

サノスの死から5年後、ロケットの服が原作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でのデザインに近いものになっている。

ウォーマシンとキャプテン・マーベル

『エンドゲーム』では、キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)がジェイムズ・ローディ・ローズ(ウォーマシン)の身を案じる様子が描かれている。コミックスでは、キャロルとローディが恋人になる話もある。

スコットのバン

量子世界への扉となるスコットのバンが保管されているのは、「Vault 616(倉庫616)」。616はマーベルの世界では特別な数字で、正史世界を指す「Earth-616」を示唆するものである。

616という数字は、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも小ネタとして精神科病院の黒板にも書かれていた。

『ハングオーバー』のあの人

© NBC Universal, Inc.

スコットのバンが保管されている倉庫の管理人に見覚えがある人も多いだろう。彼は『ハングオーバー! 』シリーズでレスリー・チャウ役として登場するケン・チョンだ。ケンは、ルッソ兄弟が監督を務めていたシットコム『コミカレ!!』にも出演していた。

キャシー・ラングはヒーローになるか?

スコットはネズミのおかげで量子世界より帰還し、真っ先に娘のキャシーを探しに行った。キャシー・ラングはコミックスでも登場しており、彼女も体のサイズを変えられるヒーロー「スタチュア(別名:スティンガー)」として活動している。

マーベルが『ヤング・アベンジャーズ』を登場させるつもりなら、彼女もそのヒーローたちの1人になるかも?

『アントマン』の伏線を華麗に回収

スコット発案の「時間泥棒(Time Heist)作戦」だが、実はスコットが初登場する『アントマン』での伏線を回収した形になっている。

スコットは、同作でヴィランだったイエロージャケットに「盗みで未来を変えられると思ったのか?」と言われており、『エンドゲーム』でのスコットの行動そのものが、その問いへの答えとなっている。

娘の名は

トニーの娘はモーガン・H・スタークと名付けられているが、これは『インフィニティ・ウォー』でトニーがペッパーに話していたもの。

「モーガン」の元ネタはコミックスで登場するトニーの従兄モーガン・スタークだと言われている。ただしコミックスでの彼はモーガン・H・スタークのようにトニーにとって重要な存在ではなく、むしろ一家の恥部のような存在だった。

プロフェッサー・ハルク

『エンドゲーム』でのハルクは、ハルクの強靭さとブルース・バナーの知性を併せ持っている。両者の良いとこどりをした状態はコミックスでも登場しており、「プロフェッサー・ハルク」と呼ばれていた。

ただし、コミックスではプロフェッサー・ハルクの状態は一時的なものでしかなかった。

ニュー・アスガルド

アスガルドの民が住まう村は、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の序盤でテッセラクトが隠されたノルウェーの村である。

コミックスでもアスガルドの民が地球に住み着く話があるが、そちらではオクラホマに住んでいた。

ビッグ・リボウスキ

© Universal Studios

サノスを殺害してから自堕落な生活を送っていたソーは、トニーに「リボウスキ」と呼ばれる。これは明らかに映画『ビッグ・リボウスキ』に登場する長髪のビール腹男、ジェフリー・“デュード”・リボウスキを指している。

ちなみに、同作でデュードを演じていたのは、MCU初の映画『アイアンマン』でヴィランを演じたジェフ・ブリッジズである。

69

ソーがゲームのボイスチャットで脅したプレイヤーのIDは「n00bmaster69」(noobとは、ゲーム初心者のこと)。69はオトナな単語だが、ディズニー関連の映画で使われたのはおそらく初めて。

※MCU関連作品を制作するマーベル・スタジオはディズニーの傘下。

アキヒコ

ホークアイがローニンとなり追っていたヤクザのアキヒコは、コミックスでは甲冑を模したロボットスーツを着ており、地震を意図的に引き起こすため、月にキャノンを撃ち込もうとしていた。

ハルクが食べているアイスクリームのフレーバーは?

時間泥棒作戦の計画段階でハルクが食しているベン&ジェリーズのアイスクリームのフレーバーは、『インフィニティ・ウォー』で名前が挙げられた「Hulk-a-Hulk-a-Burning-Fudge」か「Stark Raving Hazelnuts」のどちらかだと考えられている。

※『インフィニティ・ウォー』でブルースは、「そんな味があるのか?」と聞き返していた。

アメリカのケツ

タイムトラベルを行う際、トニーは2012年『アベンジャーズ』時点でのキャプテン・アメリカのコスチューム(ミスター・ロジャース・スーツ)を完全再現した。

「アメリカのケツ」と馬鹿にされているのは、MCUシリーズで最も不格好と名高い『アベンジャーズ』でのキャプテン・アメリカのコスチュームに対する当て付けである。

ロキ、キャップに変装するのが好き?

2012年にタイムスリップした際、スタークタワーより連行されるロキがキャプテン・アメリカに姿を変えるシーンがある。ロキは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でもキャップに変装している。

ハイル・ヒドラ

©Marvel

スタークタワーにて、『ウィンター・ソルジャー』の1シーンが再現されている箇所がある。エレベーターの中心にキャップが立ち、周りにはS.H.I.E.L.D. の隊員たちが。だが、彼らが実は悪の組織ヒドラの手先だと知っている彼は、「ハイル・ヒドラ」と言い、自らもヒドラの一員であると騙った。

これは、最近のコミックスにおけるユニバースで「実はキャップはヒドラの一員だった」と分かる衝撃的なシーンへのオマージュである。

“I can do this all day.”

『エンドゲーム』のキャップが『アベンジャーズ』時点でのキャップと対峙するシーンでは、『アベンジャーズ』のキャップが彼の名台詞 “I can do this all day(ずっと続けられるぞ)” を口にする。

なお、これに対して『エンドゲーム』のキャップは “Yeah, I know(知ってるよ)”と答える。

インディ・ジョーンズのバカ版

ウォーマシンとネビュラが、1人で踊り狂うピーター・クウィルを見守る際、ウォーマシンがピーターの事を「バカなインディ・ジョーンズ」となじる。もちろん、あの名作映画のインディ・ジョーンズのことである。

ブダペストで何があったの?

ナターシャ・ロマノフ(ブラックウィドウ)とクリントの間で「ブダペストから、えらく遠くまで来たもんだ」との会話があった。ブダペストの件は『アベンジャーズ』から語られているが、何があったのかは未だに謎である。

ブラックウィドウを主人公に据えた映画の制作も発表されているが、本作で彼女が死んだ事を考えると、ブダペストの話を含めた過去編となる可能性も考えられる。

‘Nuff said

数多のマーベルヒーローの生みの親である故スタン・リーが、トニーとスティーブがタイムスリップした1970年にてカメオで登場する。戦争に反対するヒッピーとして登場する彼の車には、スタン・リー自身がよく使っていた「’Nuff said」(Enough is saidの略で、「もう何も言うことは無い」の意味)と書かれたステッカーが貼られていた。

また、彼が運転する車のナンバープレートは「420」となっている。これはアメリカでマリファナを意味するスラングで、ディズニーの映画でマリファナが示唆されたのは今回がおそらく初めてだろうと言われている。

ロスコー

S.H.I.E.L.D. の施設に侵入したスティーブは、「Roscoe(ロスコー)」と名札がついた服をカモフラージュとして着ている。コミックスではロスコー・シモンズというキャラクターがスティーブの跡を継いでキャプテン・アメリカになったことがある。

ちなみにこの施設は『ザ・ファースト・アベンジャー』でキャップがキャップになった場所であり、『ウィンター・ソルジャー』で爆破されたのと同様の施設である。

アントマンのオリジナルヘルメット

S.H.I.E.L.D. の施設内で、ハンク・ピムの机の上に置かれているヘルメットは、1960年代のコミックで登場した初期のアントマンのものを再現したデザインになっている。

ゾラ博士

S.H.I.E.L.D. の施設内で、トニーの父ハワード・スタークが登場する。彼はアーニム・ゾラを探している、と発言するが、これは『ザ・ファースト・アベンジャー』『ウィンター・ソルジャー』にて登場したゾラ博士のこと。

『コミカレ!!』カメオ再び

S.H.I.E.L.D. の施設でトニーとスティーブを不審に思う黒人女性を演じているのはイベット・ニコール・ブラウンで、彼女も『コミカレ!!』出演者の1人である。

なお、彼女はトニーの髭が「ビージーズっぽいかマンゴー・ジェリーっぽいか」と聞かれるが、これらはどちらも1970年代当時に流行っていたバンド名である。

ジャービス再登場

長年、トニーのAIとして活躍し、『エイジ・オブ・ウルトロン』でヴィジョンへと変貌を遂げたジャービスだが、コミックスでは単なる執事として描かれていたこともあった。

なお、MCUと世界を同じくするTVドラマ『エージェント・カーター』にてジャービスという人間がかつて存在していたことが明らかになるが、『エンドゲーム』では同一人物がハワードの執事として登場する。

ハルク頑張る

アベンジャーズ本部が爆撃された際、ハルクが他のアベンジャーズたちを護るために崩れて来た天井を支えるが、この姿は1984年のコミックスのカバーへのオマージュとされる。

なお、ハルクはコミックスで山の崩壊を支えていたことがあり、『エンドゲーム』ではハルクが弱体化されていることが伺える。

ムジョルニア

サノスとの最終決戦の最中、キャップがムジョルニア(ソーのハンマー)を持ち上げるシーンがある。コミックスにおいても、キャプテンはムジョルニアを持ち上げられた数少ないキャラクターの1人である。

他に持ち上げられたのは、ジェーン・フォスター(ソーの恋人)やレッド・ハルク、マグニートなど。

ちなみに、DCコミックスとマーベル・コミックスのクロスオーバーにて、スーパーマンやワンダーウーマンもムジョルニアを持ち上げたことがある。

キャップの盾は壊れるもの

キャプテン・アメリカの盾は、コミックスにおいても何度か破壊されている。コミックスでは、サノスはもちろんウルトロンもキャップの盾を破壊している。

また、『エイジ・オブ・ウルトロン』でトニーが見た悪夢でも、キャップの盾が割れていた。

ネビュラとガントレット

『エンドゲーム』の原案となったコミック「インフィニティ・ガントレット」では、ネビュラがガントレットを手に入れ、サノスを一時的に退ける。『エンドゲーム』でも、ネビュラがガントレットを手に取るシーンが残っている。

左から失礼

サノスの軍勢が現れ、キャップが絶望的な状況に立たされるが、間一髪増援が間に合う。その際サムが「左から失礼(On your left)」と言うが、これは『ウィンター・ソルジャー』でキャップがサムに初めて話しかけた台詞と全く同じもの。

ハワード・ザ・ダック

© 1986 - Universal Pictures

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より登場している小ネタキャラクター「ハワード・ザ・ダック」だが、ポータルから続々と登場する増援の中には彼の姿も。ワスプの後ろあたりにいるので、次回鑑賞時は注意して探してみて欲しい。(見つけたからといって、何かあるわけではないが……)

Avengers Assemble

コミックスでは総攻撃の際の決め台詞となっている「アベンジャーズ・アッセンブル(アベンジャーズ、集結せよ)」だが、MCUで放たれるのは今回が初めて。

『エイジ・オブ・ウルトロン』では「アベンジャーズ……」と途中で切られていたため、長年のファンは今回ようやく決め台詞を聞けた形になる。

レスキュー

ペッパー・ポッツはコミックスでも近年ようやくスーパーヒーローとなった。ヒーロー名は「レスキュー」

A-Force

最終決戦中、ピーター・パーカー(スパイダーマン)を護るために女性スーパーヒーローたちが集結するシーンがある。コミックスでも、2015年に「A-Force」という女性のみのチームが結成されたことがある。

MCUでも、「A-Force」を中心とした映画の制作が噂されている。

トニーのハグ

『スパイダーマン:ホームカミング』では頑なにハグを拒否していたトニーだが、『エンドゲーム』で復活したピーター・パーカーの姿を見るやいなや、彼をハグした。

ティチャラとクリント

ティチャラ(ブラックパンサー)は『シビル・ウォー』ではクリントの名を聞いても「知るか」とあしらっていたが、『エンドゲーム』の最終決戦中に「クリント」と直接呼びかける。

即死モード

ピーターが最終決戦中に起動する「即死モード」は、『スパイダーマン:ホームカミング』でもその存在が示唆されていた。ただし、その頃は背中から手(脚?)が生えていなかったので、おそらく『エンドゲーム』とは違う戦い方となっていただろうことが想像される。

私はアイアンマンだ

トニーの最期の言葉「私はアイアンマンだ(I am Iron Man)」は、MCU第1作『アイアンマン』の終盤、彼がスーパーヒーローとしての正体を明かした際と全く同じ台詞。

トニーにも心があった

トニーの葬儀にて登場したリアクターは、『アイアンマン』でペッパーがトニーに贈ったもの。当時と変わらず、「トニーにも心がある証拠(PROOF TONY STARK HAS A HEART) 」と彫られている。

葬儀に参列した少年

葬儀にて、参列した人々がトニーを偲ぶ姿が映される場面がある。彼らの後方に1人立っている少年に見覚えのある方は少ないかもしれない。彼は『アイアンマン3』でトニーが出会った少年、ハーレイ・キーナーを演じていたタイ・シンプキンスだ。

© Ty Simpkins

彼の参列は、トニーとハーレイが連絡を取り合っていたことを想像させる他、将来彼がMCUに再登場する可能性も示唆している。

チーズバーガー

『アイアンマン』でトニーがテロ組織から逃げてアメリカに帰国した際、彼がハッピーに頼んだのがチーズバーガーだった。モーガン・H・スタークが葬儀の直後ハッピーに頼んだのもチーズバーガー。

バカなことはするなよ

キャップがインフィニティ・ストーンを元の世界に戻しに行く際、バッキーに「(俺の留守中)バカなことはするなよ」と言う。それに対しバッキーは「できるわけないだろ。バカなお前がいなくなるんだから」と答える。

これは、『ザ・ファースト・アベンジャーズ』にて第二次世界大戦へと出兵するバッキーと米国に残されたスティーブが交わした台詞と全く同じもの。ただし、『エンドゲーム』では立場が入れ替わっている。

老人キャップ

タイムトラベルから帰らなかったキャップは、老人となった姿で皆の前に登場する。コミックスでも、ヴィランとの戦いの末に超人血清(Super Serum)の効果が一時的に途絶え、老人の姿になってしまったことがある。

2代目キャプテン・アメリカ

キャップに盾を渡され、キャプテン・アメリカの意志を継ぐ者となったサム。サムは、コミックスでも2代目キャプテン・アメリカとして活動していた。

コミックスではバッキーがキャプテン・アメリカの跡を継いだこともあったが、バッキーはスティーブより名指しされたわけではなく、死んだキャップの盾を拾いあげて後継者となった。

アイアンマンの音

『エンドゲーム』では、エンドクレジット後のオマケシーンは無い。しかし、エンドクレジットの最後、鉄をハンマーで叩くような音が流れる。

これは、『アイアンマン』でトニーがアイアンマンのプロトタイプ(マーク1)を作り上げた音だと言われている。

モーガンがガレージで何かを作っている音なのか、ハーレイがトニーの跡を継いだのか、それとも単に「MCUの始まりの音」を懐かしむ演出なのか……既に、様々な推測が飛び交っている。

あとがき

今回、『エンドゲーム』の小ネタ・イースターエッグをまとめてきたが、ルッソ兄弟によると「まだ誰も気づいていないイースターエッグがある」とのこと。

新しい小ネタやイースターエッグが発見された場合、随時加筆していきたいと思う。

なお、タレコミがある方は筆者そうたのTwitterにご一報頂きたい。

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そうた

編集を担当。ホラー映画やサスペンス映画など、暗めの映画が好き。『ジャーヘッド』を愛しすぎてHD DVDまで買ったものの、再生機器は未購入。山に籠って薪を割る生活を夢見ている。

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