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細かすぎて伝わらない? MCUロスを癒して「アベンジャーズ」の世界に浸れるグッズまとめ

2019/09/08

© 2012 Marvel

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の上映が一通り終わり、MCU(※)ロスに陥っている方も多かろう。

※MCU:マーベル・シネマティック・ユニバースの略。『アベンジャーズ』系列の一連の映画のこと。

かくいう私もその1人だ。「3000」という数字に過剰に反応したり、指パッチンの音がトラウマになったりと、かなりハードコアなMCUロスに陥っている。

世間はスパイダーマンの権利騒動で揉めているが、ディズニーとソニーのどっちに権利が転んだって、私の心の穴は1ミリも埋まりやしない。

汚い大人たちの争いなんて忘れて、MCUの世界に溶け込んでしまいたい――。

そう思った私がMCUの世界に浸るために辿り着いた方法は、映画に出てきた物品を探し出すというものだ。

コスプレグッズや、MCUをテーマにしたグッズを探している訳ではない。確かに、MCUグッズならごまんと出てくる。ヒーローたちのマスクだってかなりハイクオリティな商品が販売されているし、手が出ない価格でもない。

だが、これらのグッズはあくまでもレプリカなのだ。

私が欲しているのは、MCUの世界との繋がりだ。そのために必要なのはレプリカではない。「映画に出てきたものと同一の品」だ。

彼らの世界にある物品を現実の世界で手に入れられれば、この世界のどこかにMCUが実在しているのかもしれないと錯覚できる、という理論だ。

妙な結論に辿り着いたな、と思う方もいるだろう。しかしこの記事を読んでくださっている方のほとんどは「その理論ワカル!」と賛同いただけたに違いない。違いないのだ。本稿は、そんな同志達に捧げたい。

前置きがかなり長くなってしまったが、MCUに出てきた物品……いや、MCUとの繋がりを感じられるブツをまとめていきたいと思う。

MCUを着るべし

© 2012 Marvel

まずは、MCUの始祖と言っても過言ではないアイアンマン絡みのTシャツを紹介しよう。

欧米のポップカルチャーにやけに精通しているトニー・スタークは、MCUを通して様々な映画や音楽のネタを放ってきた。そんな彼が『アベンジャーズ』で着ていたのが、イギリスのロックバンド「ブラック・サバス」のTシャツだ。

いわゆるバンTなので、普通に着ていても誰も「あいつマーベルファンだな」とは思わないだろう。分かる人には分かる。それで良いのだ。

さて、同じTシャツでも、こちらは少し着る人を選ぶかもしれない。

© 2011 - Paramount Pictures

というのも、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースが華麗に着こなしていたものなのだ。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の最後、キャップは70年の時を経て現代に目覚める。その際、S.H.I.E.L.D.の前身である「SSR(戦略科学予備軍)」の施設を模したスタジオに収容されていたのだが、その際に着ていたのがこちらのSSRのTシャツだ。

これを着てタイムズ・スクエア・ガーデンに行けば、ニック・フューリーに捕まるかもしれない。そう考えただけで私はワクワクが止まらない。

あぁ、MCUと繋がっているぞ。

MCUを被るべし

© Marvel Studios

ファッション関連でもう1つ紹介しておきたいのが、『キャプテン・マーベル』に登場したS.H.I.E.L.D. のキャップだ。決してキャプテンのキャップと帽子のキャップをかけているわけではない。

同作の主人公であるキャロル・ダンヴァースが変装のために着用していたS.H.I.E.L.D. の帽子は、さながらベースボールチームのキャップのようだ。女性にも似合うことはキャロルが証明しているし、汎用性もかなり高い。

ただ、私は恐ろしくキャップが似合わない。これではMCUと繋がれないぞ……。

MCUを使うべし

© 2017 - Disney/Marvel

今度は少しファッションから離れてみよう。

まず紹介したいのはMCU屈指の音楽映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にて登場したMP3プレイヤー「Zune」だ。

物語の終盤で主人公ピーター・クウィルが手に入れるZuneは、同作を観た人なら涙無しでは語れまい。当の昔に生産中止されたシリーズなのでプレミア価格がついているが、そこは熱くなった目頭に免じて目をつむって欲しい。

いやこれ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の為だけに持っている人がいたらかなり尊敬に値するぞ。

もう少しリーズナブルかつ実用的な物でいうと、AppleのMacBook Airだろうか。

© 2013 - Marvel Studios

こちらは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にてナターシャ・ロマノフとキャップ(帽子ではなくキャプテン・アメリカの方)が、とんでもなくヤバい機密情報をダウンロードするために使用していたモデルだ。

国家機密級のデータを扱って良いほどセキュリティが堅いモデルなのかは知らないが、とにかく彼らが使っていたのだから問題あるまい。USBメモリを差してキーボードを叩いているだけで、君もアベンジャーズだ。

浸れる。MCUに浸れるぞ、これは。

まとめ

私がMCUの映画に出てきたブツを探し始めたのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観終わってからだっただろうか。

インフィニティ・サーガが終焉を迎え、MCUの物語がひと段落ついてしまったにもかかわらず、私の気持ちは決して前には進まなかった。

歩を進めるためにMCUとの繋がりを奇妙な形で見出そうとした私の努力を、笑う人もいるだろう。

しかし、中には今回紹介した商品に救われる人もいるかもしれない。それこそ、ブツをひたすら探していた私のように。

私の冒険はこれで終わりではない。今後もMCUとこの世界を繋げるために、私はブツの探求を続けていきたいと思う。全てはMCUとの繋がりに心救われる人のために。

ヘイル、ハイd……じゃなかった。アベンジャーズ、アッセンブル。

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そうた

編集を担当。ホラー映画やサスペンス映画など、暗めの映画が好き。『ジャーヘッド』を愛しすぎてHD DVDまで買ったものの、再生機器は未購入。山に籠って薪を割る生活を夢見ている。

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