コラム

映画相談所 No.1 「チョコをあげたいけど下駄箱が無い」

2019/01/31

どうもこんにちは。Sabot Houseで「映画相談所」なるコラムを書けと言われた、そうたです。映画相談所って何だよ、って思った読者の皆さん。私も同じ気持ちです。

「編集部へ寄せられた人生相談に、映画を紹介しつつこたえる」のが、映画相談所だそうです。映画の相談ならいくらでも乗れるぞ、と安請け合いした私ですが、まさか人生相談を受けることになろうとは。人生なかなか思い通りにいきませんね。

ということでさっそく相談内容を見ていきましょう。

相談「好きな男の子にチョコをあげたいのですが、大学には下駄箱がありません。このやるせない気持ちをどこにぶつけたらいいですか?」(19歳、女性)

さて、記念すべき最初の相談は私とはおおよそ縁の無いバレンタインデーの話ですか。ぶっちゃけ勝手にしろよと頭では考えつつ、それなりの解答をしていきたいと思います。

下駄箱に縛られない発想を

チョコに限らず、下駄箱は何故か愛を伝える場所になっていますよね。私みたいな引っ込み思案な人間は、ラブレターをしたためて下駄箱に…なんてことがあったりなかったりするわけですが、大学ともなると下駄箱なんてある方が珍しいくらいだと思います。

下駄箱越しの交流に依存している内気な人種は、本人にロッカーの場所を聞く事すらままならない。

こうなったら、本人にバレないように、その人の郵便受けの場所を自分で調べ上げるしかないわけです。決して自宅を特定するわけではありません。郵便受けの場所です。

では、どう特定するか?答えは「尾行」です。

ストーカーと聞くと拒否反応を起こす人が大勢いるとは思いますが、「スパイが如く尾行をする」と言えばなんとなくカッコいい気もしませんか?

そう思い始めたら、私イチオシの尾行映画『フォロウィング』で尾行のイロハを学びましょう!この映画は、とある物書きのおっさんが話のネタ集めと趣味を兼ねて色んな人を尾行していたら、別のおっさんにそのことがバレてよくわからない事件に巻き込まれる…といった尾行の魅力、スリル、可能性を如実に表してくれている傑作です。

今回質問してくれたあなたも、好きなあの人を尾行していたらとんでもない事件に巻き込まれて、吊り橋効果を狙えるかも……?

ということで、気持ち悪くない爽やかな尾行で好きなあの人をつけ回してみてはいかがでしょう。ただし、捕まっても自己責任でお願いします。

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そうた

編集を担当。ホラー映画やサスペンス映画など、暗めの映画が好き。『ジャーヘッド』を愛しすぎてHD DVDまで買ったものの、再生機器は未購入。山に籠って薪を割る生活を夢見ている。

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