新作

ジェイソン・モモアのプロフィールや逸話まとめ

2019/02/20

© Warner Bros. Pictures & © DC Comics

2019年2月8日(金)にようやく日本でも公開された『アクアマン』(原題:Aquaman)は、ジェイソン・モモアのために作られたような映画だった。

DCEU(※)屈指の筋肉、ワイルドな強面、それでいてチャーミングな笑顔。本作を鑑賞した方なら、誰もがジェイソン・モモアを好きになるに違いない。

※DC エクステンデッド・ユニバースの略。『マン・オブ・スティール』から始まり、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ワンダーウーマン』などの一連の映画を指す。

もちろん、ヒーロー映画らしいアクションやロマンスなど、本作の見所は幾らでも挙げることができる。しかし、そういった真面目な考察は他所に任せよう。

今回は、本作の主人公「アクアマン」を演じているモモア氏の魅力が凝縮された逸話を紹介していきたいと思う。言葉を換えると、今回は彼を布教するための記事だ。

ジェイソン・モモアのファンも、彼のことを知らない人も、これを機にぜひ彼への愛を深めて欲しい。

基本プロフィール

© Warner Bros. Pictures & © DC Comics

フルネームは「Joseph Jason Namakaeha Momoa」。ハワイ先住民の血を引く父と、アイオワ出身の母のもと、1979年8月1日にホノルルで生まれた。

ジェイソン・モモアが俳優としてのキャリアを積み始めたのは、彼が19歳の頃だ。サーフショップでTシャツを折りたたむ毎日を送っていた彼はオーディションを勝ち抜き、TVドラマ『ベイウォッチ』のメインキャストに抜擢された。

※ベイウォッチがハワイに舞台を移した10シーズン目より登場。

しかし、若い時分の風貌と『ベイウォッチ』の役柄のせいで「pretty boy(美少年)」のイメージが付きまとい、その後しばらくは役に恵まれなかったそうだ。

若かりし頃のモモア

2004年にようやく『スターゲイト アトランティス』のロノン・デックス役で人気が再燃。2011年には『ゲーム・オブ・スローンズ』でカール・ドロゴを演じ、人気俳優としてのキャリアを確固たるものにした。

そして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でアクアマンとして登場。『ジャスティス・リーグ』を経て、単独主演映画『アクアマン』へと続投。本作はDCコミックス映画史上最高の興行収入を記録した。

少し変わった愛妻家としても有名で、8歳の時にテレビでリサ・ボネット(当時19歳)を見てから「ママ、あの人が良い」「結婚するまで絶対追い続けてやる」と主張。その想いは彼が38歳の時に実を結び、ボネットが49歳の時についに結婚した。

ただし、そのことは自分でも気味が悪いと思っていたらしく、2人目の子供が生まれるまでボネットには黙っていたという。

眉毛の傷

© Warner Bros. Pictures & © DC Comics

上述の通り、モモアは幼少の頃より「美少年」との呼び声高く、しかしそれ故に俳優としては軽んじられていた時期があった。その為、美少年と呼ばれることにコンプレックスを持っていた。

そんなモモアの転機は「顔の傷」だった。2009年頃にとあるバーで喧嘩に巻き込まれ、パイント・グラスで殴られたのだ。140針を縫う怪我を負い、左眉毛に毛の生えない部分が出来てしまった。

この事件についてモモアは「良い出来事だった」と語っている。「もう美少年と言われることは無いから」と自分の顔が “完璧” でなくなったことを喜んでいるようで、「顔に傷ができる前にボネットと結婚していて良かった」と笑い飛ばしている。

秘技のハカ

© 2011 - Lionsgate

モモアはNYポストのインタビューに対して、『ゲーム・オブ・スローンズ』でカール・ドロゴ役を射止めることができたのは、オーディションで “ハカ” を披露したおかげと答えている。

ーに対して、『ゲーム・オブ・スローンズ』でカール・ドロゴ役を射止めることができたのは、オーディションで “ハカ” を披露したおかげと答えている。

※ハカとは、ニュージーランドのマオリ族に伝わる民族舞踊。ラグビーのニュージーランド代表であるオールブラックスが試合前にハカを舞うことで有名だが、その影響を受けハワイ大学のアメフトチームでもハカを踊るようになった。

ハワイでも文化的に根付いているハカは非常に威圧的で(眉に傷のあるモモアなら尚更)、戦に向かうドラゴも似たようなことをするだろう、と考えての事だったという。

ちなみにモモアは『アクアマン』のプレミアイベントでもハカを披露しており、勢い余って物語で非常に重要な役割を持つトライデント(三叉槍)を折ってしまうというお茶目な一面も見せている。

タトゥー好き

『アクアマン』を観た方は、ジェイソン・モモアが「タトゥーが似合う男」であることを重々理解している事だろう。

実はアクアマンの役柄として体に施しているタトゥーの一部は、実際にモモアが入れているタトゥーなのである。左手に縦に9つ並んだ三角形を組み合わせたタトゥーがあり、アクアマンのタトゥーはこの三角形を活かしてデザインされたものだ。

他にも、右手の中指には2013年に亡くなった友人に敬意を表して「Diablo(悪魔)」というタトゥーを入れていたり、右腕には「etre toujours ivre(常に飲んだくれ)」、左胸には彼の子どもが書いたサインを彫っている。

カップルに厳しい

https://www.youtube.com/watch?v=5jkwhB-viZk

本誌「Sabot House」のTwitterでも紹介されていたのだが、モモア氏はカップルに厳しいことで有名である。

BBCの番組『The Graham Norton Show』にてそのことを指摘され、モモア氏は「一緒に写真を撮ってくれと言ってくるのは、大体女の人。ファンサービスでハグをしたりもする。ただ彼氏や旦那がいる時は腕で押しやったり、顔を蹴るフリをしたりする」と説明。

決してリア充が嫌いという訳ではなく、ただ「楽しいから」やっているそうだ。

さらに、あえて彼氏や旦那の顔の部分にサインを書いたりもするという徹底ぶり。ここまで完璧にこなされると、私が彼氏・旦那なら許してしまうこと山の如しだ。

斧投げが上手い

ワイルドなエピソードに事欠かないジェイソン・モモアは、斧投げも得意としている。

言葉の意味は分かるけど文章の意味は分からないという人は、こちらの動画を見ていただきたい。

View this post on Instagram

I love beer and throwing Hawks mahalo @jackaxesinc BOOM

A post shared by Jason Momoa (@prideofgypsies) on

ビールを飲みながら手斧を投げ、的の中心に見事命中。なんともワイルドすぎる動画だが、これぞモモア節といったところか。

『Jimmy Kimmel Live』というトーク番組でも斧投げを披露しており、別のトーク番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』ではトライデント投げにもチャレンジ。司会者のへっぴり腰をよそにバシバシ的に当て、観客を多いに盛り上げた。

その他の豆知識

  • 身長193cm。
  • 好きな映画は『潜水服は蝶の夢を見る』。
  • 高校まではアイオワで過ごし、卒業後にハワイに移住した。
  • 1999年(当時20歳)にハワイのモデル・オブ・ザ・イヤーで優勝。
  • ミドルネームの「Namakaeha」は父親と同じ名前。
  • 『ダイバージェント』シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などに出演するゾーイ・クラヴィッツの養父(彼女はリサ・ボネットとレニー・クラヴィッツの娘)。
  • 『ゲーム・オブ・スローンズ』で一番難しかったのはラブシーンだったとインタビューで答えている。
  • 『コナン・ザ・バーバリアン』でコナン役を演じた際、友人に「鼻が折れていたらもっとコナンらしかった」と漏らし、直後に鼻を折られた。
  • とあるインタビューで「炭水化物(糖質)は好きだけど、糖質制限は心のトレーニングに良い」と述べた。
  • 何かを好きになったら限界まで学びつくさないと気が済まない性格。
  • 「野蛮人ではない」とコメントしたことがある。

さて、ジェイソン・モモアのプロフィールや逸話などを簡単にまとめてみたが、彼のことだから今後もワイルドな逸話を作り出していくことだろう。

この記事を書くきっかけとなった『アクアマン』は、一部からは『モモアマン』と呼ばれるほどモモアの魅力が詰まった映画だ。モモアに興味を持ってくれた方は、是非映画館に足を運んでほしい。

あわせて読みたい

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

そうた

編集を担当。ホラー映画やサスペンス映画など、暗めの映画が好き。『ジャーヘッド』を愛しすぎてHD DVDまで買ったものの、再生機器は未購入。山に籠って薪を割る生活を夢見ている。

-新作
-, ,

Copyright© Sabot House , 2024 All Rights Reserved.